C値のこと


住宅におけるC値(気密性能)は近年の住宅であれば吹付断熱などが主流になってきているのでC値2.0~3.0は平均的にありそうな気がしますが、冬に1階で過ごしていると足元がスースーするとか、コンセントに手をかざすと風が入ってきてるとかいうことの原因は、断熱性能とC値(気密性能)とが関係していることが多いです。
なので健康快適に暮らすためにはC値というのはとても重要な数値なのです。

C値1.0以下というのを基準値として高気密住宅と定義する会社が多いようです。
弊社でもC値0.9を基準値としそれ以下であればOKとしています。(1.0と誤差ですが、、、)

※気密測定装置


現場では少しでも小さな値にするため各職人さんたちが最大限の努力をしてくれていますが、
そんな中C値0.9とか0.8というと、少し成績が悪く感じる傾向があります。
いい数値を出すことにどの住宅会社も競い合っているからです。(Ua値も同様に、、、)


ですがC値1.0を切っていれば充分なので、0.9や0.8でもがっかりしないでほしいなと思い記事を書いています。
その根拠はHEAT20がそれを謳っているからです。

※HEAT20設計ガイドブック2021より引用



マーカー部は検討の結論の抜粋ですが、この前段にその根拠を示す計算やグラフが示されており、0に近づけることはもちろんいいんですが、C値0.7±0.2より数値を小さくすることに関して競ってもそんなに意味がないと明言しています。
その値以下にしても不快に感じる隙間風の流入は無いということらしいです。

もう一つn値(隙間特性値)というのがあります。
どんな家にも少なからず隙間はありますが、隙間がどこかに大きく集中してあるのか、小さく散らばっているのかを教えてくれる値になります。これは2.0~1.0の間の値で示され、2.0に近いと大きな隙間があり、1.0に近いと小さな隙間が散らばっているということになります。
n値は1.0に近い方が優秀ということですね。
ですが気密性の悪い開口部があるなどの原因によって、1.5以上になってしまうこともあり、難しい場合もあるのでひとつの目安として気にかけるようにしています。


弊社でのC値の基準値は0.9以下n値の目標は1.5以下としています。
断熱性能をあげれば暖かい家になると祈りを込めて断熱オプションに費用を使う気持ちはわかりますが、断熱性能を上げるより先ず気密性能を0.9以下にすることが重要だと考えます。その次に窓のグレードUPですね。
どんなに断熱性のいい家にしても、隙間風が入ってきたら寒いと感じるのではないかと思います。
断熱性が最低限でも、隙間風の無い家の方が体感的には暖かいはずです。

C値、n値は現場実測なので、ウソはつけません。ですが建築基準法でその定めがないのが悲しい現状です。。。
これを当たり前にやっていく住宅会社が増えればいいなと思います^^

※2022年12月23日測定(赤の囲いがC値、緑の囲いがn値)
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