壁紙の選び方

”白を基調にシンプルにすべき”


壁紙の種類と選び方について考えます。
壁紙は普段皆さんが住宅などで目にするものではビニールクロスと呼ばれるものが圧倒的に多いです。
これには、普及品(500番)、中級品(1000番)、自然素材系、店舗用などがあり、
豊富な機能性や柄などから選ぶことができます。

代表的なメーカーではサンゲツ、シンコール、ルノン、リリカラ、東リなどがあります。
ビニールクロスの賛否も意見が様々ですが、コスパは最強という面は反論の余地なしと思います。


SNSで流れてくる施工例やDIY,インテリアなどを見て、
絶対こんな部屋にしたい、こんな色を使いたい、かわいい空間にしたい、など皆さん夢を膨らませることと思います。


確かに最近の壁紙はとてもリアルなものが多く、遠目から見ると本物のタイルと見間違えてしまうほどなので、使い方によっては上手にお選びになったなぁと思うことも増えてきました。
スヌーピーやムーミンなどのキャラクターものもあり、ほんとに多種多様です。


壁紙を選ぶときはSNSで流れてくるトレンドだけではなく、
是非、そこに置くものや時間の経過も考えてみてください。

例えばリビングにはソファ、カーテン、ダイニングセットなどの家具が入ります。
そこに観葉植物やゴミ箱、小物などのインテリア雑貨
空気清浄機や掃除機、家事家電なども入ってきます。
せっかくなら統一感のあるインテリアにすると、オシャレで気分がいいですよね。
そこに壁紙が主張しすぎると色が多すぎて落ち着かないことも。

家というのはそれらを格納するでしかないということです。
各部屋ただでさえいろんな要素が入ってくるところに、
壁紙の使い方を間違えるといろんな色が混在し、
まとまりがなく落ち着かない空間になってしまう危険があります。
せっかくのソファやダイニングセット、キッチンなどの存在を邪魔しない壁紙が理想ですよね。


年齢と共に落ち着きを求める趣向へ変わっていく場合もあります。
そういった場合、壁紙は張り替えが可能ですがお金がかかることので最初に後悔しない壁紙選びを実現させたいところです。

あと、無垢の床や、無垢の木のダイニングセットなどを採用する場合、
木目調の壁紙を同じ空間に使ってしまうとあからさまに本物とニセモノ感の同居を存在させてしまうので要注意です。
いくら壁紙の印刷技術が進んだとはいえ、木目調やレンガ調などはビニールに印刷されたものでしかありません。


まとめまーす。
おススメは落ち着いた白でシンプルな石目調のマットなものですかね。
まだビニール感が少なくて、陰影の出方も自然な感じです。
全面同じ品番で統一でいいとも思いますが、
物足りないならそれをベースにさりげなくアクセントを入れる程度が良いのではと思います。
余り凹凸のない薄い壁紙だと、光の当たり方によって下地のパテ処理あとなどが出やすいので、多少の厚みも大事です。

ここまでお話しさせていただいた上で、あと決めるのはお客様の好み次第ですね。
おすすめの具体的な品番は都度更新されるのでその時またお尋ねください^^

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