惑わされない目線

”大事なものは目に見えない”


百聞は一見に如かずです。

家づくり勉強会や、モデルハウス見学会など、積極的に行ってみましょう。
その上でWEB、雑誌や書籍などでの勉強ですが、
情報を集めすぎて余計に訳が分からなくなる方もいます。
地味な話から入りますが、間取り、デザイン、設備などときめくものに惑わされない目線で見てください。
住宅にとって大事なものは、「見えない部分」です。
それを具体的に言うと、断熱性気密性耐震性エネルギー、です。(耐久性もですが別の機会に。)
ひとつずつ見て行きましょう。

〇断熱性

Ua値という値で表現することが一般的ですが、
数値だけの話で言うとHEAT20のG2程度が理想だと考えます。
ですがそれはあくまで数値の話です。
Ua値というのは家全体の「平均値」なので壁や天井の断熱だけを強化して、
床や窓は全然、、、という会社も多いです。

多くの住宅会社は未だに壁→天井(屋根)→窓→床の順で断熱を考えているように思います。
おそらく現実的に優先すべき断熱の順序は、窓→天井(屋根)→→床になります。

断熱材については会社によって工法は本当に様々です。
どれもメリットデメリットがありますので、
一概にこれはよくてこれはダメというものはありません。
施工さえきちんとしていればその会社が推奨するもので良いと思います。


〇気密性(C値)

C値という実測値で表現します。
これは家に隙間がどれだけあるかを表す数値で、
1㎡あたりに何c㎡の隙間があるかを示す値なので
この数値が小さければ小さいほど家の隙間が少ないということになります。
高気密住宅の認定書を発行できるの住宅はこの値が1.0以下の住宅です。

建築基準法やフラット35対応住宅にこの気密に関する規定は残念ながらありません、、、
ですが皆さんは断熱と同等にこの気密性は重要なのだという認識を今後は持ってください。

断熱性を高くして、気密性を無視した家というのは例えていうと、
真冬に外でダウンジャケットを着ているが前のチャックを開けて、
袖口や裾にゴムがなく開いていている状態です。
これでは前や裾や袖口から風が入ってきてスースーしますよね。
チャックを締めて、袖口や裾を閉じてこそ、保温性が保たれるというものです。

なので断熱と気密はセット。これを必ず忘れずにオーダーすることです。

高気密高断熱住宅を謳っている会社でC値を実測していない会社もあります。
気密性に関しては、現場で実測してC値が1.0以下になった時初めて高気密住宅という定義に当てはめることができるので、実測していない会社は高気密住宅の裏付けがありません。。


〇耐震性

構造計算をしているかどうかです。
木造住宅の耐震計算には3パターンあります。
許容応力度計算(等級1~3)、
品確法による計算(等級1~3)という2つの構造計算。
それと建築基準法での壁量計算という簡易計算があります。

許容応力度計算での耐震等級3は、学校や警察署など公共施設にも採用される最も安心の最高等級です。
なので許容応力度計算での耐震等級3を謳ってる会社であれば耐震性は問題ないと考えて良いでしょう。
品確法による計算はそれより少し大まかな計算になりますが、長期優良住宅でも認定されているのである程度信頼できます。
間取りや高さ、太陽光発電によって耐震等級2になる場合もあるので柔軟に考えましょう。

壁量計算という計算法は簡易計算なので要注意です。
家のことをあまり知らない営業マンは、壁量計算を構造計算と同じと本気で思っている人もいます。
構造計算をしてますよと言われたら、許容応力度計算なのか品確法による計算なのかと、等級1~3を確認しましょう。

HomeSideでは許容応力度計算を全棟自社で実施が前提ですが、
それを絶対という風にしてしまうと予算に合わない人を救うことができません。
なので壁量計算の場合、柱直下率70%以上、耐力壁直下率70%以上、
無理な吹き抜けや大空間、1,2階のズレなどは極力しない。
などの厳しい条件を付けた上で、採用する場合があります。

つまり簡単な計算程、本来は設計力が必要ということなんですが、
一般的には簡単な計算程そういった検討を全くしていません。。。


〇エネルギー

今や照明がLEDであるとか節水機能の設備などは当たり前なので、
そういった見える部分は序盤では聞き流してください。
重要なのは給湯エネルギーや冷暖房にかかるコストと、
夏と冬の快適な空調計画です。

オール電化で太陽光発電搭載が絶対推奨です。
HomeSideでは全棟ゼロエネルギー住宅を目標にご提案できる努力をしています。

これからますます値上がりするであろう電気代やガス代を気にせず、
最小のエネルギーコストで長く暮らしていくことをするには何を優先すべきか、
先々までお客様の家計を守ることを住宅会社が考えているかは大事なところです。
高価な空調や、高価な設備を推奨する会社は長期目線でどこまで考えているのか疑問です。

断熱性能によって年間の冷暖房費がどれくらい変わるのかや、
太陽光発電を採用することによってどれだけの経済効果が生まれるのかを具体的に提案しますので、
賢い家づくりをしてほしいと思います。


〇まとめ

弊社では以上に述べたことがあった上でデザインの話だと考えます。
見た目にときめくデザインや充実したキッチンなどの設備はどの会社でもある程度できてしまいます。
完成したときが喜びのピークという家が欲しいでしょうか?

「見えない部分」に本気で取り組んでいる工務店が作る家こそが、
1年、10年、30年と住んでみて感じる本当の喜びや健康につながると確信しています。

もう一度繰り返しますが、
間取り、デザイン、設備などときめくものだけに惑わされない目線で見てください。
住宅にとって最も大事なものは、「見えない部分」です。
それを具体的に言うと、断熱性、気密性、耐震性、エネルギー、耐久性、です。

これらを前提に置いたうえで、作風や社風などいいなと思えるビルダーを探してみてください^^

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